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晴雲秋月の話

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現代画報11月号に「無国籍の子どもをなくすために」という記事がでていました。
日本で日本人の子どもとして生まれることがあたりまえの私たちにとって、
国籍を意識することはほとんどありません。
世界の中の日本の国民であると認識するのは、海外旅行に行ったり、留学をしたりする場合くらいではないでしょうか。

しかし、世界には全く違う状況が存在します。
先月日本で実施された「折り紙ヒコーキ大会」に出場したタイ代表の少年は、無国籍でした。
少年は、タイのチェンマイに住むミャンマー人移民労働者の子どもです。
タイの折り紙ヒコーキ大会で優勝した少年は、通常ならタイ代表としてパスポートを取得して日本に入国する予定でしたが、
少年が無国籍であった為、タイでは少年への旅券発行をめぐって、首相まで介入する騒ぎとなりました。
そもそも、少年の両親はミャンマーから仕事を求めてタイに入国した不法入国者ですが、

外国人登録及び労働許可は有しています。
これは、タイが不法入国と認識しながらも、安い労働力を必要としているためにとった苦肉の策であり、
このような外国人労働者、そしてその子どもがタイには多く存在します。
教育省によれば、タイ全土に約26万人のこのような境遇をもつ就学年齢の子どもがいるとされています。
この子どもたちに就学の機会は与えながらも、
経済的、差別、また親が不法滞在発覚を恐れるなどの理由から、
満足な教育を受けられない子どもがまだまだ多いのが現状です。
さらに、タイ政府は来年2月末には、自国政府発行のパスポートを有していない外国人労働者を逮捕、送還する
予定となっており、近い未来に彼らの運命はまた大きく翻弄されることになりそうです。


このような不安定な情勢のなか、折り紙ヒコーキ少年がどのような人生を送っていくのか、
タイ政府が今後彼らの未来をどうしようとしているのか、とても不安がつのります。

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