全国各地で熱中症の被害が相次いでいます。特にお年寄りがこの猛暑の犠牲にな
っており、多数多亡くなっていますね。
お年寄りは辛抱強いためか、節約を心がけ、また冷房を嫌い、エアコンを使わず
扇風機だけで過ごすことも多いため、熱中症になってしまうことが多いようです
。
特に独居老人などは同居者がおらず、水分補給や体温の管理をしてくれる人がい
ないため、体調が悪く倒れても気づかれないことが多いく、死に至る危険が高い
のです。
しかし、エアコンをつけないのは何も冷房嫌いや無駄遣いを避けるためだけでは
ないようです。
身寄りのないお年寄りの中には、生活苦のためにエアコンがあっても電気代をき
りつめて使わない、また、壊れても新しいものを設置する費用がなく、結果、暑
い、熱いのを我慢してしまうのです。
ここまでくると、直接の死因は熱中症でも、孤独であること、生活苦などの原因
がひそんでいて、社会的な問題ですね。
最近珍しくない話で、生活保護を断られた為エアコンが買えなかった、というも
のもありました。
熱中症になったら、とにかく衣服をゆるめ、風通しのいい所で横になり、扇風機
にあたり、水分をとる、脇の下、首、足の付けねなど太い血管のある場所冷やす
などの方法をとり、症状が重ければすぐ病院に行きましょう。
現代画報2010年7月号の記事に「夏の病に打ち勝つ」という話題があります
が、今年の夏の病はなんといっても熱中症ですね
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国際ジャーナル文芸批評
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