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晴雲秋月の話

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ある神社の賽銭箱から、10年前賽銭箱から賽銭を盗んだことを謝罪する手紙とともに、ぬすんだ金額の3倍の利子をつけた金額が入っていたそうだ。「社会人になって、お金を稼ぐ大変さを実感し、賽銭を盗んだことを思い出しました。」
 なんとも心あたたまる話である。ずっと気に留めていたのだろう。盗むことは確かに悪い。しかし、それをずっと悔やんで、お金を返そうと思ったその人の誠実さが素晴らしいと思う。
 昔親の財布からお金を盗んだことがある。社会人になって、お金を稼ぐことの辛さを知り、家族を抱えて働く父の苦労にやっと気づいた。一人暮らしを始めたので、料理が出てきて、洗濯されていることがどれほど幸せだったのかということを知った。両親のありがたさを本当に実感した。それから両親にお金を盗んだことを涙ながらに謝った。両親は知っていた。それ以上、何も言わなかった。そのときの想いがこの記事を読んで、よぎった。
 大人ぶっていても、やはり学生の頃などはまだまだ子供で、親の手のひらで転がされていたのだと思った。いまだに恩返しはできていないが、私もこの賽銭泥棒さんのように親に倍以上の返金をしたいと思う。お金はずっとないから、老後の面倒はみるつもりである。不況の中でもこういった心温まる話をもっと聞きたいものである。

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