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晴雲秋月の話

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世界遺産という言葉は随分世の中に浸透していると思いますが、危機遺産という言葉はあまり耳にしないかもしれません。世界遺産に登録されたにもかかわらず、武力紛争や自然災害、都市開発や観光開発などで、消滅したり破壊される危険、遺産としての価値が損なわれる危険がある世界遺産は、危機遺産リストに入ります。国際ジャーナルでは、世界遺産が人間によって損なわれることへの警鐘を、そして人間と世界遺産との共存を訴えています。例えば、1980年代ではエルサレムの旧市街はパレスチナを始め周辺国との紛争によりいつテロの被害に遭うか分からないという理由で危機遺産に、バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群はタリバンによる破壊行為により2003年に危機遺産に、エクアドルのガラパゴス諸島は観光客増加による環境悪化でリスト入り、カリブ海の宝石と言われるベリーズにある珊瑚礁保護区は過度の
開発による環境悪化で去年危機遺産リストに入りました。危機遺産リストの中には人為的な理由のものが多いです。とはいえ、人の手で守らなければ失われてしまう世界遺産もたくさんあるでしょう。世界遺産を公開することによって、これを守ろうとする意識を人々に持ってもらうのは、世界遺産の存在意義でもあります。人類の遺産であるという共通認識が、世界遺産という枠を超えて、紛争解決の糸口になるかもしれませんね。





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国際ジャーナルを発行する国際通信社グループ(国際通信社,報道通信社,現代画報社)は、国際ジャーナル,報道ニッポン,現代画報コマンドマガジンなどの経済誌・月刊誌の発行を主業務とし、教育から人材育成、そしてビジネス チャレンジまで幅広い視野での活動に挑戦しています。
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